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K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

柿食わねばならぬ法隆寺(字足らず)

見物 ナラ

この週末は、わがツマの一族郎党があつまっての大宴会。
義理の父上母上が、上洛ついでに奈良・法隆寺に行って一句詠んできた話を聞き、わがはいも奈良さんぽした件をふりかえるなり。

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はてはて、そもそもわがはいは何を思って法隆寺に行ったんだったか・・・
 σ(-ω-)?
『藤森照信×山口晃 日本建築集中講義』を読んだからだ。
 (*・ω・*)!

この本は建築家の藤森照信さんと画家の山口晃さんが13の日本名(迷?)建築をユル~くめぐるもの。影響されて、法隆寺のみならず、修学院離宮、日吉大社、投入堂をおさんぽしたのだったよ(ミーハー。

さてさて、法隆寺
法隆寺は聖徳太子が創建したとされ、西院伽藍は現存するなかで世界最古の木造建築としても有名なお寺です。

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また歴史の教科書的には、南に中門、北に講堂、回廊の西側にストゥーパを、東側に金堂を配置したものを法隆寺式伽藍配置という。

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「日本最初の世界文化遺産」だの「世界文化遺産の寺」だの・・・ぐいぐいアピールしてきますな・・・

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南大門からの~・・・

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中門~。エンタシス!

きれいなお寺ですねえ。

ちなみに『日本建築集中講義』によると・・・

藤森 そういえば、ガイドさんのほぼ全員が「法隆寺の建築はエンタシスで、ギリシャとつながっている」という話をしていたけどあればウソ。
山口 え?!
藤森 僕ら専門家が大学では習わない話です。触れた本もないし、証明のできない話なんです。そもそも「エンタシス」ということばの使い方がまるで間違っている。エンタシスっていうのは自然の木の姿をかたどっていて、上にいくほどに細くなるデザインなの。ギリシャ神殿はもともと石造りだと思われているけど、様式の成立当初は木造建築だった。一方法隆寺の柱は、真ん中がふくらんでいて太いんですよ。「胴張り」といって、法隆寺にしかないきわめて異例な技術ですから、あれをエンタシスというのは間違っている。

へぇー・・・
日本とギリシャのつながりを直感した伊東忠太といい、『隠された十字架』の梅原猛といい、法隆寺には想像力をかきたてる魅力があるのですね。

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金堂~。
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柱にほどこされた昇り竜、降り竜の
ヒゲ・・・ヒゲがたまらん・・・

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講堂~。
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あおによし奈良のお寺はおおらかでよし。

五重塔の一階には維摩経からとられた塑像群(北:釈迦涅槃、西:分舎利、南:弥勒浄土、東:文殊菩薩と維摩居士の問答)があり、こちらも見応えがあります。

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そして夢殿。
小学校の修学旅行でお参りしたことがあるハズなのですが・・・まったく記憶がない・・・

法隆寺の茶店に憩ひて 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺(正岡子規)
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シャクッ・・・ゴォーン

お昼ごはんに門前で梅うどんをいただいて、バスにゆられて薬師寺へ。

法隆寺からはどこに向かうにもいまいちアクセスがよくないのがこまりものです。バスの車窓から法起寺なるお寺を見かけ、こちらも世界遺産のお寺とのこと。いろいろ見落としているものがありそうなので、このあたりまたおさんぽしたいなあ。

藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

藤森照信×山口晃 日本建築集中講義

 

 

薬師寺は天武天皇の発願で創建された白鳳文化のお寺。回廊の中央に金堂が配置され、その南に東塔・西塔の二つの塔がならんでいるのが薬師寺式伽藍配置の特徴です。

ざんねんなことに、薬師寺東塔は2019年春まで修理中。

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心の眼で東塔を見る

しかし、おかげで東塔の水煙をまぢかでおがむことができました。

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奥に横たわっている柱が東塔の心柱。修理の作業場で公開されている。

塔の最上部を“相輪”といいます。避雷針かと思っていたケド、ちがってた・・・・・

薬師寺東塔の水煙には24体の飛天が刻まれています。

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飛天、愛らしい。

明治時代にフェノロサが薬師寺東塔を見て「凍れる音楽」と評したそうですが、飛天がかなでる妙なる調べを聞いたのかもしれませんね。(とかなんとか。)

 

ついでに、薬師寺ご近所の唐招提寺にもお参りしました。
天平の甍~。(//ω//)♡

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空が広くて好きなお寺のひとつ。

 

日も暮れておなかもすいてきたし、ぼちぼち帰りましょう。
奈良はいいね。

駅までの道すがらの垂仁天皇陵
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小山を見たら古墳と思う病
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