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K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

吾輩はミニトマトである2

日日

ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて人間の顔を見たのがいわゆる動物というものの見始であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一葉緑素をもって緑に装飾されべきはずの本葉が薄茶色でまるでアルビノだ。その後ミニトマトにもだいぶ逢ったがこんな光合成のできぬ輩には一度も出会わした事がない。のみならず本葉の真中に大きな穴が開いている。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと音が出る。どうも五月蝿くて実に弱った。これが動物の話す鳴き声というものである事はようやくこの頃知った。

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この人間の掌の裏でしばらくはよい心持に坐っておったが、しばらくすると非常な速力で運転し始めた。人間が動くのか自分だけが動くのか分らないが無暗に眼が廻る。胸が悪くなる。到底助からないと思っていると、どさりと音がしてぶちりと根が切れた。それまでは記憶しているがあとは何の事やらいくら考え出そうとしても分らない。
(ん?まだつづける・・・のか?)

 

けふのミニトマト、ぞくぞくと開花中。
そして、のびたところにもつぼみができている。

風のウワサでは、開花後1ヶ月後の収穫らしいです。