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K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

吾輩はミニトマトである3

日日

ふと気が付いて見ると人間はいない。たくさんおった兄弟が一本も見えぬ。肝心の母親さえ姿を隠してしまった。その上今までの所とは違って無暗に暗い。眼を閉じていてもおんなじくらいだ。はてな何でも容子がおかしいと、のそのそ這い出して見ると非常に痛い。吾輩はビニルハウスの中から急にコンポストの中へ棄てられたのである。

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ようやくの思いでコンポストを這い出すと向うに大きな池がある。吾輩は池の前に坐ってどうしたらよかろうと考えて見た。別にこれという分別も出ない。しばらくして泣いたら人間がまた迎に来てくれるかと考え付いた。ニョキ、ニョキと試みにやって見たが誰も来ない。そのうち池の上をさらさらと風が渡って日が暮れかかる。腹が非常に減って来た。泣きたくても声が出ない。仕方がない、何でもよいから食物のある所まであるこうと決心をしてそろりそろりと池を左に廻り始めた。
(ほ〜ら、たんだんホラーテイストに・・・)

コンポストから這い出たミニトマトが、いかにして人食いミニトマトへと変貌するのか・・・美しいナスとの出会い、ジャガイモとの友情・・・そして、ビールを飲んだミニトマトが酔っぱらって溝にはまって朽ちるさま・・・などを描きたかったのですが、着地点が見えなくなってきたのと、収穫までにおわりそうにないのでこのあたりで!

 

けふのミニトマトは育ってるっぽいけど、昨日からあまり目立った変化なし。咲いていた花が一つ落ちていた。