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K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

クレー・クレー・・・クローバー

見物 ヒョーゴ

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今週のかもさんぽ。
中間世界をただよって神戸まで、みんな大好き「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展に行ってきました。

ご多分に漏れずわたくしもクレー好き。なんで好きなのカナ〜と思うのだが、色あい・・・タイトルとイメージのひびきあい・・・かわいらしさ???
そのかわいらしさ、ファンタジーの底に目を凝らさないとのぞけない薄闇の雰囲気がただよっていて、そこが好きなのかもしれない。

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今回の展覧会では、まえまえから実物が見たいなと思っていた「赤のフーガ」「オルフェウスの庭」を見ることができました。
「赤のフーガ」も「オルフェウスの庭」も(タイトルの影響もあるのだろうけど)耳をすませば音がひびいてくるよう。「赤のフーガ」の両端に貼り付けられた黒い紙の質感のちがいや、色のぬり方・・・「オルフェウスの庭」の目線を走らせると弦の音にさわる感じ、冥府においてきた妻、アルゴノーツの思い出がただよってきて・・・おもろい。

クレーはヴァイオリニストになろうか画家になろうか悩んだほどの音楽好きだったそうで、時を一面の絵にとどめようという執着など、よいですね(つきなみ。

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この世で僕を捉まえることはできない
僕は死者たちのもとに
そして未だ生まれていない者たちのもとに
住んでいるのだから。

なんともイキった感のあるおことばは、クレーの墓標に刻まれているものです。
生と死の中間世界の住人を自認する彼の名、クレー(Klee)はドイツ語でクローバーを意味します。それゆえ絵の中に彼のサインを見ると、絵の隙間にクローバーの葉がのぞいているようで、ふふとほほえむ。

 

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(かっこいい辞世の句を詠むために、
短歌のべんきょーをする・・・!決意の肉!)

 

<参考> クレー本

パウル・クレー 絵画のたくらみ (とんぼの本)

パウル・クレー 絵画のたくらみ (とんぼの本)

 
クレー (新潮美術文庫 50)

クレー (新潮美術文庫 50)

 

<参考> パウル・クレー・センターに行った思い出を少々