K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

大きい五百羅漢図と小さい五百羅漢図。

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さる文化の日、ひさびさのトーキョー美術館巡り。

東日本大震災の後、カタール・ドーハでお目見えした村上隆の「五百羅漢図」。
発表された当時、雑誌でふうむと興味深くながめていたのですが、実物が日本でおがめるとあって、六本木は森美術館までえんやこら。村上隆の五百羅漢図展を見てきました。

芸術新潮 2012年 05月号 [雑誌]

芸術新潮 2012年 05月号 [雑誌]

 

村上隆の「五百羅漢図」は、高さ3m全長100mにわたる大作で、全体が4つのパートにわかれています。それぞれ青龍・白虎・朱雀・玄武の四獣の名が冠されており、このなかに、500人の羅漢・・・仏教の聖者たちがさまざまな聖獣とともに描かれています。

まずは、青龍。荒れ狂う波と波乗りする羅漢たち。

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龍とか
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鯨とか

そして、白虎。炎のパート。

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ひとびとの悪夢を食べる獏
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大きな羅漢は釈迦の十大弟子らしい
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炎の中に散華す

ふわふわ宇宙の朱雀。

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水面に座禅する羅漢たち
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手塚治虫の火の鳥のイメージ
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ふわふわ

最後に、玄武。天空。

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もののけ姫のシシガミ様とか
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正体不明の聖獣。
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赤鬼と青鬼。中央に蜃気楼と霊山(蓬莱山?)。
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蜃気楼の発生源・・・蜃

羅漢たち一人一人、聖獣たち一体一体の表情もユーモラスだし、大きくながめても細かくながめてもつぎつぎとちがうモチーフや要素がなだれこんできて、おもしろい。表面のラメやツルツル、ピカピカのテクスチャーも。

惜しむらくは、これらのパートパートが別々に配置されていたこと。もちろんスケールが大きいことに変わりないのですが、これを端っこから端っこまで息つくことなくながめてみたかったぜ・・・・・

 

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五百羅漢図以外の最近の作品たち。

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宇宙の深層部の森に蠢く生命の図(ごく一部アップ)
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円相:シャングリラ、円相:アトランティス
(カイカイキキギャラリーでは「円相展」も開催されていたらしい)

 

五百羅漢図はもともと、芸術新潮で連載していた“絵合せ”・・・辻惟雄のエッセイに対し村上隆が新作を発表する企画に端を発しており、

熱闘! 日本美術史 (とんぼの本)

熱闘! 日本美術史 (とんぼの本)

 

展覧会中では、こちらの“絵合せ”企画についてもくわしく解説されています。

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長沢芦雪「方寸五百羅漢図」に対する「平成方寸五百羅漢図」
(こちらは3.1cm×3.1cm)
ミクロ工芸作家の米粒先生こと石井岳城がルーペなしで制作してるんだぜ・・・

 

いやー、これはおもしろい。満足!

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(あ。イマサラですが、会場内はすべて撮影OKです。)