K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

東下り、おさんぽ

ある曇りの日。東下って、ぐるぐると展覧会めぐり。

まずは『カラヴァッジョ』展
同じくイタリア国交樹立150周年記念なかま、『ボッティチェリ』展を見に行ったときから気になっておりまして・・・

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「飲まないか?」バッカスちゃん!(♡ω♡)

カラヴァッジョは、ルネサンス後、17世紀初頭に活躍したイタリア人画家。
乱痴気騒ぎを起こしたり殺人を犯してイタリア中を逃げ回ったり、人間的にはかなりのろくでなしだったようですが、明暗のくっきりした絵はかっこよく、人間性と芸術性にはなんの相関もないことを示す好例です。

この展覧会には、カラヴァッジョの作品に影響されたカラヴァッジェスキの作品もかざられていますが・・・やはり見るべきはカラヴァッジョの作品たち。世界初公開の『法悦のマグダラのマリア』をはじめ『バッカス』『ナルキッソス』『果物籠を持つ少年』『エッケ・ホモ』など11点。

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暗い背景を前に生々しく描かれる人物や細部にわたる技術の冴え。
よい。よかったです。

イラストで読む 奇想の画家たち

イラストで読む 奇想の画家たち

 

 

次にサントリー美術館に移動しまして、『広重ビビッド』展
こちら歌川広重の「六十余州名所図会」「名所江戸百景」を中心にした展覧会です。

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色鮮やかな浮世絵たちがずらりと並べられていて、今はなき今もある五畿七道、お江戸の名所ども、いつか行ってみたい絵の世界があらわれています。
木版画の浮世絵は刷れば刷るほど版木が磨耗し色がうすれてきます。今回、原安二郎が収集した浮世絵は「初摺」と言われる初期のもので、広重自身が摺師に指示した、広重が表現したかった色が実におもしろい。楽しい。うつくしい。

 

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とらや「五月雨」でいっぷく

 

芝離宮の横を汗をふきふき、浜松町の Gallery 916 で川内倫子『The rain of blessing』展

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ほおづえをついて、いつまでもぼんやりながめたいような、水の雨の、湿度の高い風景。あ、ときどき火花もある。

まだトーキョーにいたかもしれない自分と、今トーキョーにいない自分とのめぐりあわせを考えつつ、思いのほか盛りだくさんにおさんぽしたので、できたらまた来よう。