K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

廃墟、ヒトなきあと

東下りのおシゴト帰り、エビスまで。東京都写真美術館・・・2014年から大規模改修で休館していましたが、この9月からリニューアルオープンしております。

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わたくし、カレー沢薫先生の「ニァイズ(東京都写真美術館ニュース別冊)」の大ファンでして ( ´ ω ` )・・・写美に来ると、ちょっぴりテンションがあがる。(関羽たち ( ´ ω ` ) ( ´ ω ` ) ( ´ ω ` ) はいないけど。)

 

リニューアルオープン最初の展覧会は、『杉本博司 ロスト・ヒューマン』展です。

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杉本博司は、あ・・・芸術って思考なんだ、同じ時代にこんな人がいるんだ、と気づかされた写真家の一人で、物を見る目の厳しさ・・・・・おもしろい。

HIROSHI SUGIMOTO

HIROSHI SUGIMOTO

 
BRUTUS特別編集 杉本博司を知っていますか? (マガジンハウスムック)

BRUTUS特別編集 杉本博司を知っていますか? (マガジンハウスムック)

 

33の人類滅亡のシナリオをあらわした『今日 世界は死んだ もしかしたら昨日かもしれない』・・・滅びのときに言葉などあるのか?と思いながらテキストを眺めるが、錆びたトタンの壁の前に見立てられた作品や蒐集物が興味深く、実際に手にとって重みや表面の経年変化をめでたい衝動にかられる。
滅びというテーマながら、これ冗談でしょとくすくす笑わせるしかけがあちこちにあって、自然のあり方という悲劇と喜劇に、しばし思いをめぐらせる。

フロアをうつって『廃墟劇場』。こちらは「劇場」シリーズを展開したもので、廃墟となった劇場のスクリーンに映画を映写しつづけ、その光で撮った作品。画面には白く輝くスクリーンが写っているだけだが、その実は映画1本分の光が含まれている。
つづいて『仏の海』・・・蓮華王院三十三間堂の千手観音像を朝、東から差し込む光で撮影したもの。これが後白河法皇も見た浄土の姿かと、しずかに手をあわせる。

滅びと、それを思考した際の救済と・・・・・瞑想的瞑想的。

 

夜間開館で人が少ないのもあって、暗い室内にぼんやりうかぶ作品たちを心たいらかに見つめながら、先週今週とおシゴトでつかれていたけれど・・・見に来てよかったな・・・と思いました。

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ニァイズもゲットしたぜ

 

次は、さざめく亡霊たちかな。φ(_ _ ) メモメモ