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K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

夜のロベール・クートラス

見物 キョート

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山崎は天王山の大山崎山荘美術館にて、『ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す』展。桜のころにサントリー山崎蒸溜所に行こうと思い、山崎関連のウェブサイトを調べていたら、ロマネスク風の絵柄に心ひかれて、散髪してさっぱりしたところでおさんぽに。

ロベール・クートラスは1903年にパリ・モンパルナスで生まれた。石工として働き、美術学校に通い、そして画家となった。油絵を描けば売れるのに・・・と言われながら、ポスターの裏にグァッシュやカードサイズの厚紙に“カルト”と呼ばれる小品をたくさん描いた。
「僕の夜」と題されたカルト群は、その名のとおり夜に描かれ、1985年に死去するまで続いた。カルトは単に描かれるのみにとどまらず、絵の具を削られ、アイロンをかけられ、やすりがけされたりし、古色がつけられた。いつの時代からか誰からか伝わる古いカードのように。

ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す

ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す

  • 作者: 岸真理子・モリア,杉戸洋,堀江敏幸,松岡佳世,森陽子,井島真知
  • 出版社/メーカー: NOHARA
  • 発売日: 2016/04/09
  • メディア: ペーパーバック
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「僕のご先祖さま」というグァッシュの作品群も、くすんだ色合いのフランスのご先祖さまたちの亡霊が現れていて、大山崎山荘本館に展示された作品たちは、建物と、窓から差し込む光(古い建物の光は古い時間も含んでいる気がする)と馴染んでいた。

数百年のときを経て、表現されるロマネスク・風。素朴な祈りがあるような。


<参考>大山崎山荘とお庭

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