K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

水玉の永遠の魂

おととし去年より、ゆえあって東下りがつづいている。
東下りのおたのしみといえば展覧会めぐりであるが、草間彌生展が開催されているとのことで、国立新美術館へたびたび。

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開催2日目の平日とはいえ、なかなかの人の入り。草間彌生に惹きよせられる人々の群れ。

草間彌生といえば、チャーミング (?) な水玉、かぼちゃのモチーフ。
入り口に入ってすぐの、木版画の富士山「生命は限りもなく、宇宙に燃え上って行く時」を見て、あ・・・まだ描いてらっしゃるんだ、と思ったところで、大部屋にあらわれる「わが永遠の魂」シリーズ。

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194cm四方のキャンバスに2〜3日に1枚のハイペースで描きつづけられる連作。
オーディオガイドなど聞きながらめぐると、あふれてくるイメージに、御歳87歳の草間彌生の肉声に、胸が熱くなる。

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生い立ちや、強迫神経症から逃れるために水玉を描き続けるエピソードや、ニューヨーク時代の作品や、圧倒的になだれ込んでくる、あふれてくる。

これがただまったく理解できないモノとして存在しているのではなく、好き嫌いはあるにせよ、心をふるわせるモノとしてバランスしていることが奇跡のように思える。

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(オーディオガイドに詩の朗読や歌があるのだが、
 「いつも、いつまでも生きつづけたい」「いつも、いつまでも愛されたい」
 「愛しつづけたい」(意訳)
 とのつぶやきが、わたしには聞きつづけていられなかった。)

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野蛮で、暴力的で、力強い。
これは見るべき展覧会だと思います。5月22日まで。

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おまもりのかぼちゃ(六本木と丸の内)