K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

快慶見仏記

ちょっとひといきの気分転換のおさんぽに、奈良まで。

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「快慶展」が6月4日までなので、奈良国立博物館にかけこみで見仏してきました。

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快慶は、運慶と並び称される平安・鎌倉期の仏師。東大寺南大門の金剛力士像は超有名です。セットにして語られることの多い二人ですが、兄弟でも親戚でもなく・・・運慶の父・康慶の奈良仏師工房に所属していたのが快慶。作風は「運慶は立体感があって迫真的。快慶は絵画的で端整。」と言われておりますが、はてさて。

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集められた快慶仏、出陳された仏さんのうつくしいこと、かっこいいこと。すっとした立ち姿、細部にみなぎる緊張、全体のバランス。自らを「アン(梵字)阿弥陀仏」と称し、阿弥陀仏に帰依していた快慶の作品たち、自然と掌をあわせながら拝見す。

800年前に作られた仏さんたちが快慶作のものと判断されている理由は、銘記や関連文書によるそう。そうしたものがこれまで残ってきたことや、残してきた歴史や信仰の重さが単純にすごいと思う。

パトロン(後白河上皇)や東大寺再興を指揮した俊乗房重源との関係・・・快慶が活躍した時代背景にもときめいて、堪能したのでした。

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阿形像を運慶・快慶、吽形像を定覚・湛慶が
造立したらしい

今度、小野市浄土寺の阿弥陀三尊像(こないだ『日本木造遺産』で読んだ)、桜井市安倍文殊院の渡海文殊群像を見に行きたい。

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秋の運慶展もたのしみです。

 

BRUTUS (ブルータス) 2009年 4/15号 [雑誌]

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