K A M O M A I L

ネコに煮干しをあげてください。

ジャコメる+α

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連日のせっせと残業代かせぎでへろへろながら、気分転換した〜い欲求にあらがえず、少し早めに東下り。

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国立新美術館まで。

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針金のように細くひきのばされた彫刻で知られる、ジャコメッティの大回顧展です。

「見たものを見たとおり」に表現したという彼の作品は、見れば見るほど小さく、あるいは、見れば見るほど細く、あるいは、見れば見るほど長くなっていく。

知覚と表現の間のずれ。
対象に目を向けるステップ、認識するステップ、手元に視線を戻すステップ、そしてそこに再現するステップ・・・一つ一つの行為 ステップ のわずかな時間的/技術的なギャップがこうした作品を生み出したのかもしれない。(ヒトはたちまちに忘却するものだから。)

そのことを強く想像させたのが「猫」の彫刻。

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インターネットミュージアムより)

頭部はなるほど猫らしいものの、胴体部分はほとんど適当で、これはモデルとなったアトリエの猫がもっぱら正面からジャコメッティに近寄ってきていたかららしい。

また、「ヴェネチアの女」たち。ヴェネチアビエンナーレのために制作された女性立像群は似て非なる印象で、これはジャコメッティの対象への印象の差異があらわれたものかもしれない。
ジャコメッティは顔の印象を決めるのに「目」が重要と言っていたらしいのですが、彼の作品のいずれの目も焦点が定まっておらず(あるいは、どこに目があるのかわからず)、そうしたところも(たしかに目はじっとしてないからね)と思いながら見る。


最近の展覧会ではおなじみの撮影自由コーナーもあります、「チェース・マンハッタン銀行のプロジェクト」。
これはニューヨークの銀行の広場に設置されるハズだった3つのモニュメント。

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大きな頭部
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女性立像
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歩く男

ふむ。

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おもしろい。

 

六本木まで足を運んだついでに、サントリー美術館で「神の宝の玉手箱」も見物。

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国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」やその修理風景も興味深かったし、名品手箱の模造などなど(「籬菊螺鈿蒔絵手箱」好き)かわいらしかった。

充電〜。(* ´ ω ` *)ノ